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2011-06

古代中世北欧メモ4 - 2011.06.20 Mon

一ヶ月以上も更新がなかったのはいよいよ小説の原稿を書き始めたから。
こ、更新をさぼっていたわけじゃないんだからねっ!

今日は『ヴァイキング時代の武器』について少々お話しましょう。
この時代、北方の戦士が主に使っていたのは斧、槍、槌、弓、短刀、そして剣です。

北欧は地域の特性上、海の上で海戦をするシーンが多くありました。
敵意のある船同士がかち合うと、まずは戦の始まりを告げる角笛が吹き鳴らされ、
儀式として一本の槍が投げつけられます。

本格的な戦になるのはこれからで、船が弓の射程に近づくと射撃合戦が始まります。
戦士たちはガンガン弓を撃ち、受け手は盾を持ってこれを防ぎました。
北欧の人々は生活水準から弓を扱うため、その腕は某アシタカ並であるようでした。
同時に何本もの矢をつがえて発射するなんて漫画みたいな事も実際あったらしいです。

矢が尽きると、今度は槍が投げつけられました。
槍は決闘などで近い距離に投げる際は、槍と手を紐に繋いで投げていたそうな。
気のせいか槍の扱いはどうも微妙な気がします。
この後に船と船がぶつかってからも活躍していたとは思うのですけどね。

いよいよ船と船が近づくと、両者は舳先をぶつけ合って互いの船の先端をもやります。
ここからは近距離戦! 船の舳先に立って斬って殴っての残虐ファイトが始まります!
この時有利なのは舳先が上になった方の船で、地の利を活かしてハンマーで敵の頭を粉砕! 爆砕!
(ヴァイキング船の両端がやけに迫上っているのはこういった事情から工夫した結果なのかも)
この舳先での戦いは一連の戦闘の中でもっとも激しく、戦闘がたけなわになる頃には
船の舳先が血に染まっている事もしばしばでした。船上がこれでは海も真っ赤になっていたに違いない。

そして勝ち負けの情勢が決定すると、勝側は相手の船に乗り込み、後甲板におわす敵の大将と相まみえました。その場の勢い次第なのでなんとも言えませんが戦の最後は大将同士が決闘で勝負をつけるのが美しかったように思います。

決闘は戦の最初に行われる事もありました。
無駄な犠牲を出さず、強い者同士で決闘をした勝負をつけちまおうって考えだったらしいです。男らしいですね。

決闘のシーンで多く使われたのはやっぱり剣!
ヴィーキンソード
この鍔と柄頭が厚い形式はもともとフランク族がデザインしたらしいです。

剣は戦士にとって象徴的な武器でした。
威力ある剣の重さはなんと二キロもあったそうで、斬るというよりも叩き砕くという表現のほうが合う武器ですね。決闘の際などはこの剣で相手の丸盾をぶち壊したなんて話が多々聞きます。
剣自体はけっこう脆かったようで、幾らか叩きつけている内に折れる事もありました。
ある英雄の伝説にも戦いの途中に剣が折れて負けてしまった、なんて場面が描かれております。

とはいえ、この時代のヴァイキングソードは最高にかっこいいです。
柄や鍔に綺麗な意匠の彫り飾りがあったり、刀身にルーネ文字が刻まれていたりします。
想像するとほんとドラクエに出てくる伝説の剣たいで、中二魂が実にそそられて……これは……胸が痛い。

ここまで言及しませんでしたが、斧もよくメインで扱われる武器でした。
斧はかなり古い時代から愛用されていた武器で、神への信仰にも関連して重宝された武器みたいです。
どう使うかは……言うまでもないよね!


そんな感じこんな感じー。
徹夜明けのテンションで書いたのでかなりぶん投げた解説になっているやもしれません。ごめんなさい。
それでは次回をお楽しみにー。
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